ザルツブルグ旅行(2004年8月12日〜8月19日)

ザルツブルグ第1日目

 病院での夏休みが丁度ザルツブルグ音楽祭と重なり、休暇中の旅行の候補地としてはザルツブルグ以外考えられなかった。JTBに問い合わせたとこ ろ、かなり割高なもののコンサートチケットなど全て手配可能であったため、ザルツブルグを訪れることとなった。結局今年も一人旅にはなったけれど。

 当日は午前5時に起き、家を出たが、成田ライナーが満席だったので、次の急行電車を待たなければならず、到着時刻は当初の予定よりかなり遅くなっ てしまった。更 に、出国手続きで、流れの悪い列につかまり、間に合うかどうか冷や汗もの。飛行時間ぎりぎりに搭乗する羽目となった。飛行機(LH711)は Lufthansaという会 社のもので、アナウンスがドイツ語と英語しかなくて少し不便を感じた。さすがにこのシーズンだと贅沢は言っていられないけれど。残念だったのは、添乗員が ドイツのダンディーな男性で、可愛いスッチーじゃなかったことかな。離陸は思ったよりスムーズだった。

 途中の景色も楽しみにしていたけれど、席が通路側だったため、ひたすら眠ることとした。手元のヘッドフォンからは「弦楽四重奏第2番 (L.v.Beethoven)」が流れていて楽しめた。ゲヴァントハウス弦楽四重奏団の演奏で、素晴らしかった。

 機内食の時、80歳くらいの老人がかなりむせていて、その後、変な咳を繰り返していたので、「誤嚥性肺炎」を起こさなければ良いけどと心配してし まった。せっかくのオフなんだけど。

 飛行機がフランクフルトに着いたのは14:25で、次の乗り換えは17:45の予定。時間があったので、空港で食事をしてい たら、なんと合い席が元ブンデスリーガー、サッカー選手の奥寺さんだった。アテネオリンピック観戦に行くために、フランクフルト乗り継ぎでアテネに行くの だとか。一緒にいたスポーツ関係の人達と、現場を知った話をしていた。

 フランクフルトからザルツブルグまでの飛行機は同じLufthansa(LH6418)。飛行機に乗ってから2時間くらい待たされた。天候が悪 かったせいもあると思うのだが、ドイツ語で 良く聞き取れなかった。英語で言っていた「The left engine is stopping」というメッセージのみは聞き取れたものの、状況はわからず。そうとう待たされて、ようやく飛行機は飛び立った。スムーズに離陸したもの の、途中 からどんどん天候があやしくなり、雷の中を飛行機は飛んでいった。機体のすぐ近くで稲光がしていて、本当に怖かった。さらに着陸態勢にはいって高度を下げ 始めてから機体がものすごく揺れ、数秒間重力がなくなったかと思うと、叩きつけられるような衝撃があり、生きた心地がしなかった。横に座っていた人も、か なり飛行機には慣れているように見えたけれど、苦笑いしていた。

 ザルツブルグ空港ではJTBの山本さんという人が待っていてくれた。一緒の飛行機に乗っていた人達と一緒にホテルへ。ホテルに行く途中に雨足が強 くなり、ホテルに着いた時には雷も鳴っていた。

 さっきのスリリングな飛行のせいで精神的にもかなり疲れていたため、ホテル「クラウンプラザ ザルツブルグ ピッター」に着いてすぐに 寝てしまっ た。

ホテル
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