Shogi Bar体験記

By , 2009年12月24日 6:36 AM

12月23日、将棋 Barに行ってきました。

場所は、東横インを目印にして歩くと比較的わかりやすいです。「福しん」というラーメン屋が入ったビルの 8階で、スナックの向かいにあります。


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緊張しながらおそるおそる中に入ると、Barという言葉の響きとはやや距離のある、むさ苦しい男たちの集団が・・・(笑)。

ぱっと見、店内はカウンターが 6席くらいと、4人用のテーブル・ソファーが 2個、8人用のテーブル・ソファーが 1個・・・といった感じ。空席が少しありました。その前数日は、かなり混んでいたのだとか。

とりあえず一人でカウンターの端っこに座り、リキュールを注文。お酒を造ってくださる方は、将棋をされないようです。

チビリ・・・チビリ・・・と飲みながら店内を窺いました。隣の席は動物将棋をしていて、それ以外は将棋を指していました。橋本七段はテーブル席を廻りながら、将棋の相手をしていました。

テーブル席の対局が終わって、橋本七段が「将棋します?」と話しかけてきました。「え、よろしいんですか?」と答えると「駒落ちは?」と聞かれました。自分の棋力がわからなかったし、最初に記念に平手でプロと指してみたいと思って、「すみませんが、平手で御願いできますか?」と失礼を覚悟で聞くと、「いいですよ」と快諾してくださいました。

棋譜を暗記していたので、紹介してみます。一生の記念ものの対局です。私の指し回しがいかにも素人ですが、興味があればごらんください (^^;

みぐのすけ-橋本崇載七段

対局の際に、私がビクビクしながら「本当は駒の並べ方とかあるんですよね?詳しくなくてすみません。あまり人と打った事がないんです」というと、橋本七段は「いやー、いんですよ。そうした対局じゃないから。楽しんでください」とおっしゃってくださいました。

おそらく普通に指すとすぐに将棋が終わってしまうので、橋本七段が均衡を保つように打ってくださり、終盤まで楽しめました。山口瞳氏の「続・血涙十番勝負」という本には、「プロはプライドがあるから角落ち・平手では絶対アマチュアに負けない」というような内容が書かれていたので、平手で私が勝つチャンスがあるところを演出してくださるとは思いませんでした。最後は私の頓死。橋本七段は敗着を示してくださいましたが、道場の指導対局ではないので、それ以上将棋の内容には触れませんでした。私が弱すぎて、プロの実力を試すどころではなく、「私が楽しいように」指して頂いた感じでした。まさに掌の上で遊ばれた状態。でも楽しめました。

局後の会話で気分を良くして帰りました。リップ・サービスも七段です (笑)。店を出るときは頭を下げられて「ありがとうございました」と挨拶されて、恐縮で、それ以上に頭をさげてしまいました。

局後の会話

橋本七段「いや~、お強いですね。本当に人とは指さないんですか?」
みぐのすけ「はい、周りに指せる人がいないので・・・。24 netとか yahoo!将棋とかをたまに。」
橋本七段「4段以上はありますよ」
みぐのすけ「まさか。コンピューターの設定を 4級くらいにして遊んでいるんですよ?」
橋本七段「んなバカな。町道場 4段くらいですかね」
みぐのすけ「ありがとうございます」
橋本七段「何度か来ると、常連さん同士指してますし、また来てくださいよ。人と指す方が楽しいですよ。」
みぐのすけ「ありがとうございます。また来ます。その節はよろしく御願いします」

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