大フーガ

By , 2010年2月12日 6:47 AM

以前、フーガについての本を読んで紹介したとき、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲「大フーガ 作品133」についてちらりと触れました。

「大フーガ作品 133」は、フーガという形式の最高傑作の一つとされています。初めて聴いたときは「何て荒々しい曲なんだろう」と思ったのですが、何度聴いても凄まじい迫力で迫ってきます。そして複雑に入り組み哲学的な思索に誘います。楽曲の分析に興味がある方は、楽曲の譜面付き解説を読みながら聴くと楽しいと思います。

・Beethoven Grosse Fuge pt-1

・Beethoven Grosse Fuge pt-2

さらに面白いことに、この大フーガは 4手のためのピアノ曲としてベートーヴェン自身によって編曲され、作品番号 134が与えられています。

技術的にも、解釈の面でも難しい曲で、ピアノ版は演奏機会が少ない曲だと思いますが、一度ピアノ版とカルテットと聴き比べてみると楽しいかもしれません。

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