脳出血

By , 2006年10月19日 7:18 AM

18病院 (後日19病院に修正) から診療拒否され死亡された、脳出血の事例が問題となっています。

出産のため産科、小児科が必要で、さらには脳神経外科も必要でした。これらの診療体制が夜間整っている病院は、東京、大阪を除くと、各医療圏にどのくらいあるでしょうか?不十分な診療体制で診療することが、すぐに訴訟や医療事故報道に結びつく現状では、万全の体制でない病院は全て断るでしょう。ハイリスク症例を避けることが、訴訟や医療事故報道から身を守る風潮も出てきています。断った病院が悪いとは思えず、このような事例で受け入れる病院を整備していない国や自治体の責任でしょう。

県立医大が受け入れるべきという意見もありますが、大学病院といっても、当直のマンパワーは不足しており、ひっきりなしに受診する風邪などへの対応にもかなりの人手も割かれます。重症一人とれば、そこにかかりっきりです。今回のような事例では、産科、小児科、脳外科のうちどれかひとつでも対応出来ない科があったら受け入れは拒否だったでしょう。満床と断ったそうですが、ベッドもなかなか空かないのが現状です。

そもそも、総理大臣の演説で、まともに医療を論じた人物は最近いません。医療問題に興味を持っている政治家自体稀少と思います。今回の事例は医療崩壊の徴候と思いますが、マスコミの報道をみても、個々の医師や病院を攻撃するのみで、誰もそこに注目しないのでしょうか?

 

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