一酸化炭素中毒

By , 2012年1月10日 7:53 AM

救急当直をやっていると、一酸化中毒の方を診療することが時々あります。

印象に残っているのは、ワカサギ釣りで密閉された空間でランタンを使っていて発症した方です。不倫の二人が搬送されてきて、奥様には状況を隠して説明して・・・などと色々ややこしかった記憶があります。

最近、こんなニュースがありました。

宿泊客3人が頭痛や吐き気 鶴の湯温泉

7日午後11時ごろ、仙北市田沢湖田沢の乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」(佐藤和志社長)で、宿泊客の女性3人が頭痛や吐き気を訴え、市内の病院に搬送された。仙北署によると3人とも命に別条はなく、回復に向かっているという。

同署によると、3人は同7時ごろ、炭火がたかれたいろりのある客室で夕食を取っていた時から体調不良を感じていたという。同11時ごろに連絡を受けた同温泉が119番した。仙北署は一酸化炭素中毒の疑いもあるとみて原因を調べている。

3人は都内の40歳と30歳、神奈川県の25歳。同日午後5時半に同温泉にチェックインした。

(2012/01/08 12:00 更新)

一酸化炭素中毒のリスクが高い環境では、警報装置の設置を考慮すべきです。ネットでは様々な危機が販売されていますが、特に飲食店へは 東京ガスが無料警報装置を提供しているそうです。

(参考)
「まさか」と思う状況で発生する一酸化炭素中毒の怖さ こまめな換気と的確な情報伝達が二次災害も予防する

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