大島

By , 2013年10月19日 8:21 PM

2013年10月16日に台風 26号が伊豆大島に大きな被害を与え、数十人規模の死者・行方不明者を出しました。土砂崩れに多くの人が飲み込まれましたが、被害が特に大きかったのは元町神達地区です。

実は、2003年の今くらいの時期に、私は伊豆大島に健診の仕事に付き添って行ったことがあります。当時消化器科研修医だったので、上級医が行う腹部超音波検査の手伝いや、問診などが主な仕事でした。

宿泊先は源為朝ゆかりの地に建てられた赤門という旅館で、夜はかあちゃんという店に飲みに行きました。いずれも今回被害を受けた地区から目と鼻の先です。

島の住人からは、「二箇所の港を押さえておけば犯人は逃げられないから、島には泥棒がいないんです。だから家に鍵をかけなくても大丈夫なんです」とか、「村八分にされると大変だから、警察官とか敵に回すようなことはできなくて、彼らに大きな態度をとるような人はいないんです」という話を聞きました。

ドライブでは、オープン前の大島医療センターを見ました。

今回の台風のニュースを見ていると、10年も前のことが色々と思い出されます。今は無理だけど、状況が落ち着いたらまた訪れたいと思います。

一人でも多くの行方不明者が無事に見つかりますように。

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