Cell-based assayによる抗AChR抗体の検出

By , 2015年4月24日 5:58 AM

JAMA neurologyに興味深い論文が載っていました (2015年4月20日 online published)。

Clinical Features and Diagnostic Usefulness of Antibodies to Clustered Acetylcholine Receptors in the Diagnosis of Seronegative Myasthenia Gravis

抗AChR抗体陰性 (と抗MuSK抗体) が Radioimmunoprecipitation assay (RIPA) で陰性だった重症筋無力症患者 42名に対して、HEK細胞の表面に AChRを発現させる Cell Based Assayで検査したところ、16名 (38.1%) で抗 AChR抗体が検出できたという報告です。検査法によってここまで抗体の検出率が違うのかと驚きました。この研究の結果を見ると、これまではかなりの患者で抗 AChR抗体が見逃されてきたことになります。もちろん、重症筋無力症の診断は抗体のみでなされる訳ではありませんが。

日本では通常 SRLなどの検査機関で抗 AChR抗体を調べると思います。SRLでの検査法がどうなっているのか調べた所 RIA法でした。この論文のように Cell based assayでも検査できるようになれば、検査の精度が改善するかもしれません。

MG cell based assay

MG cell based assay

なお、この研究では抗 LRP4抗体も調べています。日本では、以前お伝えしたとおり抗 LRP4抗体は川棚医療センターで測定頂けます。

神経疾患における自己抗体等の測定

(参考)

神経内科のトレンド2011

autoimmune autonomic ganglionopathy


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