遭遇

By , 2006年12月2日 6:44 PM

昨日、仕事を終えて帰宅中、偶然教授と一緒になったのです。話がはずんだので、少しでも教授といられるように、遠回りして帰りました。教授は、新しい片頭痛の薬(抗てんかん薬の一種)の治験の会議に出席される途中でした。

舞い上がってしまっていて、何を話していたかはあまり憶えていません。後から、「あの話もすれば良かった」とか、いろいろ後悔しました。

途中、医師兼音楽家である人物の話になり、ヨーロッパにはオルガニストで医師である人物が何人もいるだとか、日本人にもプロのピアニストである医師がいるとか、そういったことを話しました。人名は詳しくは忘れてしまいましたが。

それから、以前9月9日の日記で紹介した「不思議の国のアリス症候群」の話題になりました。「不思議の国のアリス症候群」は、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」という小説から名付けられました。キャロル自身が「不思議の国のアリス症候群」だったと言われていて、その体験を元に「不思議の国のアリス」という小説を書いたと考えられています。

教授は、「キャロルが『不思議の国のアリス』という小説を書いたのは、彼が『不思議の国のアリス症候群』に罹る前だったという説があるよ。」とおっしゃっていましたが、私が「でも、自分が罹患していないと、あそこまで細かな描写は出来ないでしょう?」と言うと、「そうかもしれないね」とおっしゃっていました。

その他、ブラームスやビルロートの話をしました。

電車の音がうるさくて、時々聞き取れない部分もあったのが残念です。でも、12月12日の忘年会は、教授とモーツァルトのデュオを合わせます。今からとても楽しみにしています。

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