ツィンマーマン

By , 2007年4月20日 8:13 AM

4月17日(火) 19時開演 東京オペラシティ
1.スラヴ舞曲(ドヴォルザーク)
2.ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ベートーヴェン)
3.交響曲第9番「新世界より」(ドヴォルザーク)
指揮:Daniel Harding、ヴァイオリン:F.P.Zimmermann
ロンドン交響楽団

ついに念願のコンサートに行ってきました。チケットをヤフオクなどで追加入手したため、神経内科の先輩2人、中学校時代の同級生と4人となりました。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、ツィンマーマンが過去に録音したCDより少し早めのテンポで始まりました。そのためか、出だしは、想定していたのと違って、すこし違和感がありました。和声的にⅤ→Ⅰと執拗に繰り返すことを自分のレッスンで習いましたが、あまりそこを主張して演奏していなかったように感じます。でも、すっきりとした演奏で、良い意味で期待を裏切られました。ボウイングも、楽譜から離れて、かなり工夫しているようでした。ツィンマーマンの演奏として、オリジナリティが確認出来ました。ただ、(お互いに忙しいので)オーケストラとの合わせが少なかったためか、少し冷や冷やすることもありました。そのスリルがまた演奏を面白くするのかもしれませんが・・・。

カデンツァはクライスラー作曲。ツィンマーマンがクライスラーが使用していた楽器で演奏しているので感慨深く聴きました。

アンコールは、バッハの無伴奏パルティータ第2番3楽章。最後は全員が演奏に引き込まれ、沈黙のうちに終わりました。

ドヴォルザークでは、ロンドンフィル+ハーディングの魅力を味わいました。3楽章では「旅路」の旋律が出てきて、それが第4楽章でも繰り返されるのですが、味わいのある演奏でした。チェコ独特の音型を聴き、以前プラハに行ったときのことを思い出しました。

最後は4人で飲んで帰宅しました。当分、この演奏が頭から離れそうにありません。

(参考) ツィンマーマンのコンサートの感想を書いたブログ
Adagioなひととき
Sheva’s Diary
コンサート日記
Audio Life
たるのいつものひとり言

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