コンポ

By , 2007年6月10日 4:47 PM

一晩に内科一人当直で、めまい、めまい、肺炎(基礎疾患:肺結核、COPD)、吐血 (基礎疾患:OMI, CHF)、虫垂炎疑い、肺炎・・・とたくさんの救急車を受けてヘロヘロの当直明け、そのまま池袋に遊びに行きました。

15年くらい前に買ったKenwoodのコンポが壊れたので買い直さないといけません。

ビッグカメラで、いろいろ見ているうちに、Kenwood製の

アンプ RK1 168000円
スピーカー LSK1 84000円

を購入することとなりました。

本当は、一時期 BBSに書き込んでくださった小提琴奏者様推奨のスピーカーにしようとも思ったのですが、徹夜明けで気力がなかったのと、以前使用して Kenwood製のコンポが気に入っていたので、即買いでした。

これからセッティングします。

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ふるえの臨床

By , 2007年6月9日 7:54 AM

6月8日に、第3回Metropolitan Neurology Conferenceに参加しました。

「ペルマックス錠~リスクとベネフィット~」
座長 東京医科大学 第三内科准教授 内海裕也先生

「Parkinson病の診断・治療に関する注意点」
日本医科大学 神経・腎臓・リウマチ膠原病部門 助教 永山寛先生

「ふるえの臨床」
東京女子医科大学 神経内科主任教授 岩田誠先生

「Parkinson病の診断・治療に関する注意点」では、まずレモン水とL-Dopaの相互作用について検討されました。一つはレモンに含まれるビタミン Cによる COMT阻害作用です。VitC 2 g (ビタミンC製剤シナール10錠分) 飲むと少し効果があるのだとか。また、酸の作用も影響を与えるそうです。

次に検討されたのは、麦角製剤であるカベルゴリンの弁膜症への影響です。カベルゴリンでの弁逆流は大動脈弁に多いことや、統計結果などが示されました。

また、パーキンソン病の診断に有用であるMIBGシンチも検討されました。当初、MIBGで心筋への取り込み低下はParkinson病に特徴的所見と考えられていましたが、多系統萎縮症 (MSA)、びまん性レビー小体病 (DLB)、進行性核上性麻痺 (PSP)、アルツハイマー型痴呆 (senile dementia Alzheimer’s type; SDAT)、脳血管障害・・・いろいろな疾患でも低下がみられることが明らかとなりました。特に他系統萎縮症での MIBG取り込み低下は、約 3割にみられることも紹介されました。

最後の、岩田誠教授の「ふるえの臨床」は圧巻でした。講演が終わった後、会場がどよめいていましたね。

あまりに面白かったので、録画していた主催者に DVDをおねだりしました。頂けるとのことですので、今度我が家で上映会としゃれこみたいものです。

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神経学の歴史

By , 2007年6月5日 7:36 AM

神経学の歴史を紹介したサイトを発見。

じっくり読んでみよう。

鈴木康弘の神経学関連ページ以下に、神経学の歴史が記載されています。

神経学の歴史1(19世紀前半まで)
神経学の歴史2(19世紀後半)
神経学の歴史3(20世紀前半)

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ジェイムズ・パーキンソンの人と業績

By , 2007年6月5日 5:23 AM

ジェイムズ・パーキンソンの人と業績 (豊倉康夫編著、診断と治療社)」を読み終えました。

本書では、「An Essay on shaking palsy」と題する、パーキンソンの原著が紹介されています。この論文を読んだシャルコーは、「振戦麻痺 (shaking palsy)」を「パーキンソン病」と呼ぶことを提唱しました。

その他、パーキンソンの人生などが本書で紹介されています。

Continue reading 'ジェイムズ・パーキンソンの人と業績'»

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バイオリン奏法

By , 2007年6月3日 4:08 PM

かの有名なW.A.Mozartの父は、レオポルド・モーツァルトといい、名音楽教師でした。彼は「Versuch einer Grundlichen Violinschule」という本を書いており、邦訳が出版されています(「バイオリン奏法 (レオポルド・モーツァルト著、塚原哲夫訳、全音楽譜出版社)」)。

目次

バイオリン奏法 (Violinschule) への序
第1節 弦楽器、特にバイオリンについて
第2節 音楽の起源、および楽器について
第1章
第1節 新旧の音楽文学と音符、そして現在使われている譜線と音部記号について
第2節 拍子について
第3節 音符、休止符、符点などの長さ、または価値について。同時に、全ての音楽記号と音楽用語について
第2章 バイオリンの持ち方と弓の扱い方
第3章 生徒は弾き始める前に何を守らねばならないか。言葉を変えて言うと、一番始めに生徒に何を示さなければならないか
第4章 上弓と下弓の理法について
第5章 弓を巧みにコントロールし、いかに美しい音色をバイオリンから引き出すか。正しい様式の中で生み出すか
第6章 3連符と呼ばれるものについて
第7章 種々のボウイングについて
第1節 同じ音符におけるボウイングの変化
第2節 様々の音符よりなる音型におけるボウイングの変化
第8章 ポジション
第1節 全ポジションについて
第2節 半ポジションについて
第3節 複合または混合ポジションについて
第9章 前打音とそれに属する装飾音について
第10章 トリルについて
第11章 トレモロ、モルデント、その他即興の装飾音について
第12章 楽譜を正しく読むこと。優れた演奏について

鈴木慎一氏は本書の冒頭に寄せて「恐らく、このレオポルド・モーツァルトの『バイオリン奏法』は、世界で最初のバイオリン奏法の本ではないでしょうか。」と記しています。

実は、1751年にジェミニアーニが、「The Art of Playing on the VIOLIN」という本を書いているのですが、これはほとんどが練習曲で構成されており、それに対する解説がつけてあるというスタイルなので、L. Mozartの本とは若干異なります。ちなみにジェミニアーニの本も、邦訳が簡単に手に入ります。「バロックのヴァイオリン奏法 (フランチェスコ・ジェミニアーニ著、サイモン・モリス解説、内田智雄訳、シンフォニア)」という邦題です。

本書のはしがきに「1756年干草月 (※7月) の26日に書かれた」とありますから、ジェミニアーニの少し後ですね。

本書では、まずバイオリン属の楽器について解説します。ポケット用ガイゲ (Geige=fiddle)、4分の1ないし2分の1サイズのガイゲ、普通のバイオリン (「これこそ特にこの本でこれから扱っていこうというものなのです」と記載あり)、アルト用ガイゲ、バス・ビオル、大バス(ビオロン)、ガムバ、ボルドン、ビオラ・ダモーレ、ビオレッタなどです。知らない楽器がたくさんあります。

ついで、楽器の構造について、それから簡単な音楽史、音楽理論と進みます。第2章では楽器の持ち方が記載され、以後実際の演奏法が豊富な譜例とともに記されます。演奏する上での留意点が充実しています。

最後の言葉は、こう締めくくられています。

この本を私は骨を折って書きましたが、目的があったためです。それは初心者を正しい道に導き、彼らのために、音楽のよい趣味への知識と感覚を準備するということです。我々の尊ぶべき壇上の芸術家のために、もう少し言いたいことがあるのですが、ここで筆を置くことにします。もしかしたら私はあえて再び音楽の世界にもう1冊の本を出そうとするかもしれません。が、それは誰にもわかりません。それは、初心者に役立ちたいというこの私の熱意が、全く役に立たないわけではなかった、ということがわかった時のことです。

数多の名曲を残したモーツァルトの父親も、偉大な人物だったのですね。

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神経学会関東地方会

By , 2007年6月3日 2:07 PM

6月1日に、神経学会地方会で発表してきました。とりあえず、発表は無難に終了。色々と質問はされたけれど、それなりに答えることが出来ました。

ある先生の認知症に対する発表に、「先生の発表は、認知症じゃなくて痴呆でしょ」とつっこむ先生がいて、発表者は「痴呆は差別用語なので認知症としました」と答えていたのですが、更に「しかし両者は医学的には異なったものだから・・・」と議論になりました。痴呆を認知症と呼ぶことになったことは、現場にいくばくかの混乱を与えています。

学会の会場で、外勤先の先生と偶然会い、「先生の外来は評判が良いらしいね。」と声をかけられました。滅多に他人を褒めない先生なので気分を良くしていたところ、その後、同病院の診療部長に会いました。診療部長から「人手不足なので、誰か欲しいと思っていて、昨日みんなで話し合ったんだけど、みぐのすけ先生ならいいって結論になったんだ」と。直前に褒められたのは、そういう伏線だったのか・・・と納得しました。あまり良い返事はできませんでしたが。

それから、T先生の発表を聞きました。彼女は郡山時代に指導したことのある先生で、現在は千葉県の有名病院に勤めていますが、なかなか興味深い発表でした。

学会が終わってから、学生時代所属していた部活の新歓に参加しました。考えてみると、今年の新入生は平成生まれ。一回りも年下になるんですね。年齢を感じました。とりあえず、朝まで飲んで今に至ります。

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未納問題

By , 2007年6月2日 6:16 PM

いつも巡回するブログで知った情報です。

勤務医開業つれづれ日記-医療費未払い:「国立病院機構」の実態調査へ 厚労省-

給食費未納は22億円と言われています。

医療費未納は、
四病院団体協議会(病院の6割加盟)だけで
853億円。

今後、国の医療費削減政策によって経営が悪化する病院が増えますので、何らかの対策が必要になっていくでしょうね。

それより問題は私の未納問題。内科学会からFAXが医局に届きまして、「2007年度学会費が未納なので、認定医試験の受験票が送れません」と。

しかたないので、昨日仕事が終わって22時に郵便局に行ったのですが、時間が遅いので振り込みは出来ないと言われてしまいました。今日、何とか納入出来ました。ついでに、日本神経学会、認知神経学会などの会費も滞納分を納入。定期購読雑誌の購読料を納入。これで1年は振り込みに行かなくて済みます。

こうした会費って、なかなか郵便局の開いている時間帯に振り込みに行く暇がないんですね。秘書を募集したいところです。

しかし、未納は未納。年金未納だった菅直人のように、お遍路様行ってこようかなぁ・・・。仕事を休ませて貰えればね。

(参考)
勤務医開業つれづれ日記-救急患者医療費:未払い急増、10年で4倍…東京消防庁-

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ブッシュ

By , 2007年6月2日 7:13 AM

何かと迷言の多い米国ブッシュ大統領。その迷言を集めたサイトを見つけました。

George W. Bushism ブッシュ妄言録

ブログバージョンもあります。

元々、ネットでテクニカルタームを調べていて、探していた単語の載っていたサイトからリンクを辿っていて偶然見つけました。揚げ足取りという感がしなくもないですが、思わず笑ってしまいます。

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