ワイン

By , 2007年8月28日 7:17 AM

昨日、医局で新聞を読んでいました。

ブドウのゲノムを解読 仏・伊の共同研究チーム
2007年08月27日07時44分

フランスとイタリアの共同研究チームがブドウのゲノム(全遺伝情報)を解読し、26日、英科学誌ネイチャー(電子版)に概要を発表した。ワイングラスを傾けながら、遺伝子レベルでワインの個性にうんちくを傾けられるかもしれない。

果実をもつ農作物でゲノムが解読されたのは初めて。植物では、イネ、シロイヌナズナ、ポプラに続いて4番目。

チームは、仏ブルゴーニュ地方の赤ワインの主要品種で、シャンパンにも使われるピノノワール種の系統のブドウを調べた。

遺伝子の数は3万434個。赤ワインが健康にいい理由の一つとされるレスベラトロルという物質の遺伝子や、赤ワインの風味の重要な要素の一つであるタンニンの代謝にかかわる遺伝子が、ゲノム解読ずみの他の植物よりたくさん働いていることがわかった。

チームは「ワインの風味の多彩さを、遺伝子レベルで説明できるようになるのではないか」と述べている。 (http://www.asahi.com/science/update/0826/TKY200708260111.html?ref=rss)

脳卒中の分野で有名な先生に、

「おいしいワインが飲めそうですね」

と話題を振ると、

「それより、薬の開発に結びつきそうですね。レスベラトロルは抗酸化作用があるから、脳卒中の治療に有効かもしれないし・・・。」

という返事が返ってきました。生きる姿勢の違いを見せつけられました。

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