幸せのひととき

By , 2007年12月24日 11:13 PM

今日はクリスマスイブです。何を祝う日なのか知りませんが。

朝起きたとき、ひどい二日酔いでした。嘔吐もあって、悪阻かと思ったくらいです。

昼くらいから起きだし、楽器の練習を少しして、池袋に出かけました。

巷のカップルを横目に見つつ、目的は東武百貨店のCD屋「HMV」。ここで、何枚かのCD、DVDを購入しました。

一つはたまたま見つけたフルトベングラーの第九のCD。1951年の音楽祭のプログラム付きです。

もう一つは、ヨハネ受難曲のDVD。去年は、クリスマスにマタイ受難曲を聴いたものですから、今年はヨハネ受難曲かなと思っていました。ただ、去年はその後、感染性胃腸炎を発症してしまい、苦い思い出があります。ヨハネ受難曲については、また時間を見つけて鑑賞する予定です。

残る一つは、「Nathan Milstein in portrait」というDVDです。

今、そのMilsteinのDVDを見ています。ナレーションが英語で良く聞き取れないため、もっぱら演奏のみ見ています。その演奏ですが、ベートーヴェンのクロイツェルソナタとバッハのシャコンヌが収録されています。

私は、ミルシテインという演奏家が大好きで、何故かというと、演奏の意図が非常にわかりやすいからです。その意図にまた説得力があるのです。どこを取っても何がやりたいかが明確で、洗練されています。感情をベタベタ貼り付けただけの演奏をすることがありません。彼の「ロシアから西欧へ」という自叙伝を読むと、彼が如何に知性的な人物だったのか良くわかります。

二日酔いのため、一人でお茶を片手に鑑賞していますが、DVDを堪能出来て、本当に幸せです。

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