スイス村ワイナリー

By , 2008年12月23日 7:18 PM

9月26~28日に長野に行ったとき、しゃんでりあの君に連れて行って頂いたのが、スイス村ワイナリー。郵便受けを空けると、ダイレクトメールが届いていました。懐かしかったです。

このワイナリーには、普段飲まない国産ワインがたくさんあってサイトからも買うことができます。いわゆる赤とか白といった正統派(?)とは言えないかもしれないけれど、「かりんワイン」お勧めです(^^)

スイス村ワイナリー

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神経学の源流1 ババンスキーとともに-(1)

By , 2008年12月23日 10:04 AM

「神経学の源流1 ババンスキーとともに-(萬年甫訳編、東京大学出版会)」を読み終えました。

本書の第一章は「ババンスキーとシャルコー」と題されています。冒頭部分を紹介します。

 第1章 ババンスキーとシャルコー

「ババンスキーの研究がなかっったなら今日の神経症候学はどうなっているだろう。」ギラン・バレ・ストロール症候群で知られるジョルジュ・ギラン  G. Guillainはババンスキーに対する追悼の辞の中でふかい感慨をこめてこう語っている。神経学史上それほど大きな存在であったその人がどのような生涯を過ごしたかをまずふりかえって見よう。

ジョゼフ・フランソワ・フェリックス・ババンスキー  Joseph Francois Felix Babinskiは、1857年 11月 2日パリに生まれた。そこに生まれ、そこで死んだので生粋のフランス人と思う人もあるかもしれないが、実はポーランド系である。ポーランド系で、フランスで不滅の業績をあげたものに、音楽家のショパン  F. Chopin、物理学者のマリー・キュリー  Marie Curie、哲学者のベルグソン  H. Bergson等があるが、このババンスキーも当然これらの人々と同列に加えられるべき巨匠である。

彼の父アレクサンダー  Aleksanderは科学的素養をゆたかに積んだ技師であったが、1848年ロシアの圧政に対するポーランド人の反乱の際にこれに加わった。利あらずして戦に敗れ、シベリアに流されるのを避けてパリに亡命した。1855年にはアンリ  Henriが、2年後の 1857年には弟のジョゼフ  Josephが生まれた。しかし、ポーランドで新たな反乱がおこったときくや、愛国者アレクサンダーは家族を残してポーランドに向かった。1864年決定的に敗北し、ほうほうの態で家族のもとに戻ったが、落ち着く間もなく翌年彼はペルーに職を求めて海を渡っている。そこでも運悪く内乱が渦をまいていた。任務を終えてパリに帰ると、またもや戦乱が彼をまっていた。その後彼は鉱山学校の図書司の地位を得たが、後年パルキンソン病にかかり、1899年に世を去っている。

Babinskiの父が Parkinson病だったというのは、何か奇遇な気がします。Babinskiが神経学を志すのに、何か影響はあったのでしょうか?

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Bachの顔

By , 2008年12月23日 9:11 AM

「脳と音楽(岩田誠著、メディカルレビュー社)」という本に、ウィルヘルム・ヒスが書いた「バッハの墓所の発掘調査」という報告書の日本語訳が収載されています。その報告書には、バッハの頭蓋骨の詳細などが書かれています。著者のウィルヘルム・ヒスは、心臓のヒス束を見つけた医師の父親で、親子で同じ名前なので、ウィルヘルム・ヒス(父)と記載されることが多いようです。

さて、少し古い記事なのですが、産経新聞にバッハの顔復元との記事がありました。最近復元されたバッハの顔は・・・。

「本物」のバッハの顔再現 独で公開 法医学技術を駆使

2008.2.29 09:19

ドイツの音楽家ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)の「本当の顔」を最新の法医学技術を利用して再現する作業が終了し、3月21日からドイツ・アイゼナハの博物館「バッハの家」で樹脂像が公開されることになった。博物館関係者が28日までに明らかにした。

遺骨をもとにした初の胸像が1894年に作られた後、この胸像をもとに1908年にライプチヒのトーマス教会前に全身像が完成、これがバッハの姿だと思われてきた。しかし、同博物館はこれらの像の顔が以前からあった肖像画に大きく影響されたとみて、所蔵するバッハの頭蓋(ずがい)骨の複製から科学的に頭部を再現することにした。

エジプトのラムセス2世の顔を復元したことで知られる英ダンディー大学の学者らが犯罪捜査に使われる法医学の手法を駆使して完成させた。だが、「本物」の顔も肖像画や像と似ているようにも見える。

3月21日はバッハの誕生日で、今年は全身像完成から100年となる。(共同)

元記事に当たって頂ければ、写真が見られますが、お世辞にもイケメンとは・・・。

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