ゲノム

By , 2009年11月7日 6:23 AM

 40万円でヒトゲノム解読 米企業が新技術

ヒトのDNAのすべての遺伝情報(ゲノム)を、一人分わずか40万円で解読できる新技術を米企業の研究者らが開発し、5日付の科学誌サイエンス(電子版)に発表した。これまで報告がある中で最も安価だった400万円余の10分の1。個人が自分のゲノムを調べ、病気の予防や健康作りに役立てる「パーソナルゲノム」の時代が間もなく到来しそうだ。

ヒトのDNAの遺伝情報は4種類の塩基が対になった塩基対の配列で記され、すべて合わせると30億塩基対ある。米カリフォルニア州のコンプリートゲノミクス社などのチームは、DNAの短い断片をコピーしてつなげて「DNAナノボール」という固まりを作る技術などを開発、男女計3人分のゲノムを機械で一気に読み取った。誤読は塩基10万対あたり一つ程度という精度の高さだ。

ゲノムには、特定の病気のなりやすさや薬の効きやすさ、酒酔いのしやすさなどの体質に関する情報が含まれており、ゲノムを一度調べればそれらが網羅的にわかると期待される。個人のゲノム解読にかかる時間と費用は、03年に終了したヒトゲノム計画時にはおよそ10年、1千億円以上ともいわれたが、技術進歩で近い将来、15分、1千ドル(約10万円)程度にできると予測する企業もある。

ただ、ゲノムは「究極の個人情報」とも呼ばれる。実用化に向けては倫理面の配慮や情報管理をより慎重に行う必要性もある。(小堀龍之)

次世代シークエンサの進歩によるものですね。

人のゲノムは iPodに全部納めることが出来るくらいの情報量なので、将来自分のゲノムを持ち運ぶことも可能になるかもしれません。

ただ、自分の遺伝子を知りたいかというと、難しい問題ですね。遺伝子異常が明らかになって、将来何歳くらいで不治の病を発症するか明らかになったとしたら、相当つらいものがあります。

何人かの遺伝異常を持つ方を診ましたが、発症していないにも関わらず、遺伝子異常を持っていると知っただけで自殺を図った方もいます。

安易な商業化は避けるべきだとも思うのですが。


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