Chem-Station

By , 2011年1月3日 5:32 AM

Chem-Stationというサイトがあります。化学について色々情報があります。難解な話ばかりでなく、化学のことをあまり知らない人が読んでも楽しめるコーナーがたくさんあって、時々チェックしています。

Chem-Station

特に面白かったのが、化学の博士号を持っている先生がセンター試験を解いてみた話。点数は・・・。

Ph.D.化学者が今年のセンター試験(化学)を解いてみた

解けなかった言い訳が面白いです。また、「「そんな理不尽に耐えてこそ、大学入学という栄光は勝ち取れる」ということなのでしょう。まぁ大学卒業したら、こんなのとは比べもようもない「人間社会の理不尽さ」が待っているんですけどね(笑) 」という纏め方が素晴らしいです。

その他、このサイトで知ったことですが、2011年は世界化学年です。

来年は世界化学年:2011年は”化学の年”!

日本の科学教育は他の先進国に比べて遅れていることが書かれています。何かしらの改革が必要かも知れません。

 来年は世界化学年:2011年は”化学の年”!

最初の驚きは、先進諸国の中でほぼ日本だけが教科書検定を行っていること!

それにより定められた内容以上の化学的知識は授業で扱えない事になっていることが語られました。

それに対して国際標準の高校化学では、物質の性質・変化に関する「なぜ?」をつかむための内容である量子数(n,l,m)、s・p・d軌道、ギブズエネルギー、ネルンスト式、σ軌道・π軌道、グリニャール反応、求核性・求電子性などの項目は既習事項!!であるという、なんだかすごい話が。。。(そのうえ実験のトレーニングも行うのだそう。ひゃー!)

その他、研究者の興味を大変惹きつけるエントリーも。

超一流誌による論文選定は恣意的なのか?

超一流誌は大半が rejectされますから、色々憶測が飛び交うのですね。超一流誌に論文を載せたいというのは、研究者に共通する夢ですね。

Post to Twitter


Panorama Theme by Themocracy