電気生理検査と音楽

By , 2014年5月26日 6:05 AM

一部の神経疾患において、神経伝導検査や針筋電図といった電気生理学的検査は極めて有用な検査です。一般人への知名度は低いものの、この検査がなければ診断がつかないというケースは珍しくありません。一方で、神経伝導検査で四肢に電流を流すと聞いて不安感を持つ方がいますし、針筋電図は針 (といっても注射針よりは細いです) を筋肉に刺すわけなので、多少の痛みがあります。

検査中に音楽をかけたら苦痛が軽減するかという研究が、2014年5月16日に Muscle & Nerve誌に受理されたようです。

Listening to music during EMG does not influence the examinee’s anxiety and pain levels

神経伝導検査や針筋電図を行う患者をスピーカーから流れる音楽を聴く群と、通常通りに静かな環境で検査を受ける群に分けます。音楽を聴く群には、クラシック音楽、インストルメンタル、ロックのどれにするかを選んで貰います。そして、検査者への質問紙法や、被検者への VAS (visual analog scales) などで効果を評価しました。その結果、VASでは不安や疼痛を有意差に減少させなかったものの、患者は検査中に音楽が流れている方を好むという結果でした。

針筋電図を怖がる患者さんもいるので、面白い研究だなと思いました。音楽で不安が軽減できていたら尚のこと良かったのですが・・・。


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