イギリス2015年2月18日〜2015年2月22日)

ロンドン第1〜2日目

 成田を発って以降に食べたのが、機内食 2回、朝食 2回(ホテルの軽食)、昼食 1回(サンドイッチ 2個)、ウイスキー 3杯のみという生活で、腹部症状はこの日やっと消失した。

 遅めの時間にホテルをチェックアウト。今度は予約していた 11時10分Birmingham New Street駅発、12時34分London Euston駅着の電車に乗ることができた。快適な電車の旅だった。車窓からは、イギリスって高低差の少ない平地がどこまでも広がっていた。

 Euston駅から、タクシーでホテル London City Suites by Montcalmに移動して、チェックイン。タクシー代は 12ポンドだった。このホテルは、とても風情があってオススメである。おしゃれな洋館でありつつ、中のアメニティーが申し分ない。なのにそれほど高くない。ロンドンを訪れる人がいたら、ぜひ進めたいホテルだ。唯一の欠点は、ホテルの周辺に飲食店が乏しいことか。「ホテルご利用のしおり」には次のように書いてある。

モントカームロンドンシティーはサミュエル・ウィットブレッドが一代で築き上げた大衆向けビール醸造所の跡地に建設されています。1750年代、彼は更なる事業拡張に向け、蒸気機関などその当時の先端技術を駆使した工場をこの地に立ち上げました。1976年に閉鎖となった後も、歴史的建造物として保存され、その後、当モンカームホテルが跡地を近代ホテルとして再生され、2011年4月に開業に至りました。

 チェックインを済ませたら、今回の旅行のメインイベントであるハンテリアン博物館へ。イギリスの外科医ジョン・ハンターの本を読んでから、是非訪れたいと思っていたのだ。この博物館は、ハンターの居宅を利用してつくられており、英国外科協会が併設されている。中は、膨大な数のハンターのコレクションが並んでいる。身長が 7ft7" (約 231 cm) ある巨人の骨格標本、下肢動脈瘤術後の足の標本、子宮内の胎児の標本・・・それだけではなく、ハンターが集めた珍しい動物の剥製なんかもある。入口で寄付をした後、本を数冊買った。あと、脳の形をした USBメモリなど。惜しむらくは、コレクションを纏めた写真集が販売されていなかったことか。併設された図書館には、1867年の British Medical Journalなども置いてあった。読むには事前にアポイントメントが必要らしい。

 ホテルに戻って、すぐ近くのレストランで食事をした。味は「まぁイギリスだからなぁ・・・」という感じ。

 食事を終えてから、ホテルから徒歩 3分くらいのところにある Milton court concert hallにコンサートを聴きに出かけた。

Mozart's London

Discover the colourful music scene of 1760s London
20 February 2015 / 19:30
Milton Court Concert Hall

Programme and Performers

Mozart Symphony No 1 in E flat major, K16 
Thomas Arne Four Arias from Judith           
'Sleep, gentle Cherub! Sleep descend'     
'Adorn’d with every matchless grace'    
'O torment great, too great to bear'      
'No more the heathen shall blaspheme'     
J.C. Bach Harpsichord Concerto in D major, Op1, No 6    
Various Three Songs sung at Ranelagh Gardens:        
Mozart Symphony in D major, K19
Thomas Arne Four Arias from Act 1 of Artaxerxes               
'Amid a thousand racking woes'   
'Behold on Lethe’s dismal strand'
'O too lovely, too unkind'     
'Fly, soft ideas, fly' 

Ian Page conductor  
Ana Maria Labin soprano
Helen Sherman mezzo-soprano
Robert Murray tenor
Steven Devine harpsichord
The Orchestra of Classical Opera

 モーツァルトの時代の音楽を集めたもので、普段聴く機会のない曲をたくさん聴くことができた。

 翌朝は、Paddington駅までタクシーで向かい、そこから Heathrow Expressでヒースロー空港へ。White & Mackayというスコッチを一杯飲んで、12時55分発の BA005便に乗って帰国した。成田空港は 2月22日午前9時35分着だった。


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