上肢の機能回復セミナー1

By , 2009年5月13日 10:51 PM

5月 8-9日に角館で上肢の機能回復セミナーがあり、”はりやこいしかわ”先生と参加してきました。

5月7日(木)
仕事が終わって、18時 56分の新幹線「こまち 31号」に乗り込みました。いつものように、「みぐのすけ」「はりやこいしかわ」が一緒に座ると酒盛りが始まります。東京駅で買ったベルギービールと焼き鳥で乾杯です。ベルギービールの栓を抜いた瞬間、ビールが吹き出して二人とも泡だらけになったのは御愛敬!互いの進路の話や、新型インフルエンザの話やなんやかんやで盛り上がる中、あっという間に盛岡駅へ着きました。パックの「ふぐひれ酒」なんてのもあって、ある操作をすると、熱々のひれ酒が飲めるので、それも堪能しました。

盛岡駅で、秋田新幹線が東北新幹線からわかれます。盛岡駅からの景色が綺麗と聞いていましたが、あいにく外は真っ暗闇。我々勤務医の将来のようでした(?)

22時 21分に角館駅着。ローカルな有人の改札口を通りました。そこで問題発生。「はりやこいしかわ」先生が、泊まるホテルを忘れたというのです。30歳代の男が「泊まるところ忘れました」なんちゃっても可愛くないものです。女性なら「じゃ、俺の部屋に泊めてやるよ」なんて言うところですが・・・。

とはいっても、角館に大きなホテルは3つだけ。「プラザホテル」「フォルクローロ」「武家屋敷ホテル」です。私が「プラザホテル」を予約していたので、「多分、同じでしょ」という話になって、タクシーで「プラザホテル」を目指しました。

ホテルに着くと、二人の予約(別々)がありました。互いにすんなりチェックインです。とはいっても、私の方はネット予約だったものの、予約の際シングルが満室だっため、ツインとシングルを日にち毎ばらばらで予約していたのです。それが、全部ツインに統一されていました。しょうがないですけど、3泊分のツイン料金を払いましたorz

酔っぱらったオジサンたちは、広々としたツインの「みぐのすけの部屋」に集合し、更なる杯を交わしたのでした。「われら生まれし日は違えども、死す日も違います」みたいな誓いを交わしながら?

5月8日(金)
いよいよ研究会開始です。開始時間を把握せず、場所すらうろおぼえのオジサン達は、「とりあえず9時に行っておけば間違いなかんべ」などと 9時直前にタクシーを捕まえ、会場に向かいました。

ところが 9時頃に会場着くと、誰もいないのです。しばらく待っていると数人が来て、「受付が 10時で、開始は 11時からです」と言われました。

しょうがないので、余った時間で、散策することにしました。武家屋敷を歩いて最初に見つけたのが「石黒家」。受付の方に、屋敷の中を案内してもらいました。

屋敷に入って、すぐ奥の部屋にいろりがありました。極寒の秋田には欠かせません。そのすぐ近くに当主の部屋。居間のすぐ隣で、何もない狭い部屋です。はりやこいしかわ先生と「ここ何もない部屋だよね。こんなところいたら暇どうやって潰すか悩むよね」「この部屋でエロ本隠すとしたらどこかなぁ。スペースないよね」「ふすま一つで隣に人がいるなんて、プライバシーないね。女連れ込んでも、声だせないぜ」なんて文化人類学的考察を重ねました。当主の部屋の隣に謁見の間みたいなのがあり、天井付近には亀の形にくりぬいた板がありました。木目が波をイメージしているので、亀が泳いでいるように見えるのだそうです。さらに、光の当たり加減では、別の部屋に亀の絵が投影されるのです。正面玄関は、当主より身分が上の人の方しか出入りできないそうで、ほとんど使われることがないようでした。縁側のそばの部屋には、五月人形が飾ってありました。

また、屋敷の一角には、記念館がありました。鎧などいろいろ展示品はあったのですが、野菜が凍らないように、地下の貯蔵庫が展示してあったのは、雪国ならではでした。

我々が一番興奮したのが、「解体新書」の展示。訳者の一人「小田野直武」が秋田出身であるためです。解体新書(復刻版)の一部を見ることが出来ました。症候学に詳しい「はりやこしかわ」先生は、神経解剖にも通じていて、「腕神経叢の記載が甘いな。まぁ、ごちゃごちゃしてるし、当時はわかんなかったんだろうなぁ・・・」なんて言っていました。しかし、氏が最高に興奮していたのは、当時の針治療に使っていた「針」。氏は針を見ると、異様に興奮するのです。目は血走り、髪の毛は逆立ち、歯ぎしりの音が響き渡りました。みぐのすけは身の危険を感じ、そっと離れたのでした(嘘)

さて、屋敷を出て、更に近くを散策。そこで、猫を見つけたオイラは、ひたすら猫とじゃれ合っていました。この猫くらい、女性がなついてくれたらなぁ・・・。

時間が迫り、セミナー会場へ。会場で、ペンとノートが無いことに気付き、交通整理をしていた若者に聞きました。すると、「そこの坂をすぐ下りた所にコンビニがあります」と言われたので、歩くと、15分後にコンビニに着きました。見ると我々が宿泊したホテルのすぐ近くでした。田舎の「すぐ」は 1kmくらいあるのですね。コンビニからホテルまで歩いて、再度タクシーで会場へ。いよいよ研究会が始まります。

(つづく)

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