調律師の恋

By , 2005年4月10日 7:35 AM

郡山に来てから毎朝5時に勝手に目が醒めるようになりました。とはいえ、夜も早く寝るようになってますが。

さて、今日のタイトルはダニエル・メイスン著の小説からです。著者は1998年にハーバード大学を首席(生物学専攻)で卒業し、その後カルフォルニア大学医学部を2003年に卒業という経歴を持ちます。

本の内容は、イギリスのミャンマーへの侵略戦争が舞台です。戦況思わしくない中、ただ一人軍医であるキャロルは、音楽と医学で血を流さずミャンマーを平定していきます。その軍医からの要望でエラールのピアノが戦地に送られるのです。しかし、高温多湿な地域でピアノの調整が必要となり、調律師である主人公(イギリス人)が現地に派遣されるというストーリーです。落ちは少し弱いですが、途中の文章が酔わせます。女性の描き方がとても魅力的で、また日本語訳が非常に上手な小説だと思います。

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