訃報

By , 2008年1月22日 10:08 PM

今日、ヴァイオリニストの江藤俊哉氏が亡くなられました。

今、手元の「The Art of Toshiya Eto」という 4枚組の CDを聴いています。自分の解釈を説得力を持って演奏出来るのって、良いですよね。独りよがりの演奏なら簡単ですが、必然性があり、説得力を生み出せるのが凄いと思います。久しぶりに震えています。CDの半分以上の曲は、私が演奏経験がある曲。聴きながら、演奏している気分になります。

 バイオリニストで元桐朋学園大学長の江藤俊哉さん死去
2008年01月22日12時13分

戦後日本を代表するバイオリニストで、教育者として多くの演奏家を育てた元桐朋学園大学長の江藤俊哉(えとう・としや)さんが22日午前6時36分、肺炎による心不全で死去した。80歳だった。葬儀は近親者のみで行う。後日お別れの会を開く予定。

東京都出身。4歳から早期音楽教育「スズキ・メソード」で知られる故鈴木鎮一氏のもとで学び、12歳で音楽コンクール(現日本音楽コンクール)で優勝した。

東京音楽学校(現東京芸大)卒業後に渡米。カーチス音楽学校で名教育者としても知られるジンバリストに学び、24歳でニューヨークのカーネギーホールでデビュー。日本人離れした大胆な弓使いと深みのある音色で世界に認められた。

演奏活動の傍ら、桐朋学園大や上野学園大で堀米ゆず子さん、矢部達哉さん、諏訪内晶子さんらを育てた。エリザベート国際コンクールなど海外コンクールの審査員も歴任。71年にモービル音楽賞、79年に日本芸術院賞、00年に渡辺暁雄音楽賞特別賞を受賞。97年から04年まで桐朋学園大の学長を務めた。

指揮者、ビオラ奏者としても活躍。音楽家の地位向上を求める社会的発言も多かった。「違いがわかる」というインスタントコーヒーのテレビCMに出演、茶の間でも知られていた。

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