今回紹介するのは、ヴァイオリニストのレオニダス・カヴァコスです。
私は、以前カザルス・ホールで行われた JTアートシリーズで演奏を一度聴いたことがあります。確か、カルテットでモーツァルトを弾いたのだったと思います。
音が凄く洗練されていて、ボウイングの綺麗な方だなと思っていたのですが、曲によっては全然荒々しい一面もみせてくれます。
Youtubeにカヴァコスがパガニーニを演奏する動画がいくつかあったので紹介しておきます。パガニーニかくあり・・・です。
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映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」を見ました。
いや~、マニアックな内容でした。
ラフマニノフに関わるエピソード、「ズヴェーレフによる作曲の禁止」「交響曲第1番初演の失敗」「ダーリによる精神分析」「従妹ナターリアとの結婚」「ライラック」「スタンウェイとの蜜月」「作曲への情熱の喪失」などが散りばめられていましたが、元のエピソードを知らないと何の話をしてるのかわからなくて、 Wikipedia で調べながら見ました。それぞれのエピソードの関連性も希薄で、ただエピソードがランダムに配置されているような印象を持ちました。冒頭はすごく面白かったのですけどね。
この映画には「ある愛の調べ」と副題がついており、女性が3人出てくるのですが、表面的な描写が多く、もっとラフマニノフの内面が描かれていたらなと思いました。例えば、従妹に対しては、大した愛情表現がないままに、いきなりプロポーズするのですが、そこまでの過程がイマイチ理解出来ませんでした。
とはいっても、音楽は綺麗ですし、一度予習してから見ると楽しめるかもしれません。