上肢の機能回復セミナー3

By , 2009年5月18日 7:50 AM

5月9日(土)

「はりやこいしかわ」先生は朝食抜き。どうやら前日飲み過ぎてしまったようです。この日は午前 9時から講義開始でした。Goldstein先生は、前日に引き続いての講義。なかなかハードな日程です。全部というわけにはいきませんが、興味深かった発表をいくつか紹介。

①ライフコーダーによるパーキンソン病運動障害の評価 南東北病院神経内科 山本悌司先生(元福島県立医大神経内科教授)

Liferecorderという万歩計に似た機器を Parkinson 病患者に装着したたところ、運動データは特に日常生活動作、運動能力に関与する UPDRS II, III との相関が見られました。その内容を分析すると、日内変動ばかりではなく、日間変動(調子の良い日と悪い日がある)や数週間に渡る長周期変動があることが明らかになりました。

②Primary prevention of cardiovascular disease with pravastatin in Japan (MEGA study) : a prospective randomised control trial 東京大学医学部 高橋賢郎先生

Lancet に掲載された MEGA study の紹介とサブ解析。総コレステロールについて、統計解析の方法で結論が変わってしまうところや pleiotropic effect の問題があり、脳梗塞については「The lower, the better.」なのかどうかは結論がでませんでした。

この日 16時過ぎに閉会し、その後、角館綜合病院西野克寛院長や秋田大学の学生達と食事に行きました。秋田大学の学生も進路を決めかねているようで、秋田大学は卒業生のおよそ 6割が他県の病院に就職するようです。最近の学生はスケジュールが大変らしく、他の施設を見学に行く暇が無いように、わざとカリキュラムをきつくしているんじゃないかなんて話題になりました。実際に、某四国の大学がそれで大学に残る学生が増え、成功したなんていう噂も出ました。

私が学生に、救急外来を受診する患者のかなりの割合がコンビニ受診であるという話をすると、えらくびっくりしていました。医学部では学生にそんな事実教えないですからね。心筋梗塞や大動脈解離なんて救急疾患は、診ていてアドレナリンが出ますし、初療をしていて治した気になりますから、学生時代や研修医の頃には一度は救急医療に憧れる時期はあるものですが、現実には 2次救急も多くは軽症疾患のコンビニ受診の対応で、ギャップがかなりあります。まぁ、軽症ばかりの中に重症がいるので怖いのですが。

そんな話をしながら食事をし、学生と別れて「はりやこしかわ」先生と「角館しちべえ」に飲みに行き、きりたんぽ鍋だとか、秋田の郷土料理と地酒を堪能しました。

その後、ホテルの部屋に戻って飲み直し。脳がアルコール固定されそうでした (^^;

ホテルではインターネットも出来るようになっていて、藤沢秀行氏死去のニュースを発見しびっくり。好きなように生きての大往生だったのでしょう。本人は冠婚葬祭が嫌いだと公言していましたが、葬儀はどうしたのでしょうか。その他のニュースでは、将棋名人戦で羽生善治名人が勝ち、2勝 1敗としていました。

5月10日(日)

午後3時過ぎの新幹線の指定席を取っていたのですが、盛岡を散策しようと言う話になり、午前 10時くらいにホテルを出ました。その際、土産に「稲庭うどん」だとか、「きりたんぽ鍋セット」、「なまもろこし」を購入しました。結構嵩張ったので、配送サービスがあって助かりました。

新幹線では、渓流を見ながら缶ビールを飲んでいました。秋田新幹線は単線で、途中すれ違うために停車したり、途中に踏切があったり、なかなかローカルな雰囲気が酒を旨くしました。

盛岡で大量の荷物をコインロッカーに入れると、「ぴょんぴょん舎」に昼食を食べに行きました。以前、学会で盛岡に来たとき以来で懐かしく思いました。焼肉を食べて、地ビールを飲んで、焼肉を食べて、マッコリを飲んで、冷麺を食べて・・・。はりやこしかわ先生も、「東京のぴょんぴょん舎よりおいしい」とご満悦でした。そういえば、今回の旅行は飲んでばっかりだということに、その時気が付きました(遅い?)

時間が多少余ったので、「啄木新婚の家」に行きました。「ぴょんぴょん舎」からすぐ近くです。石川啄木新婚当時の家なのですが、彼は結婚式をすっぽかして、他の地域に遊びに出掛け、花嫁と母親が待っていても戻ってこなかったという逸話が残っています。

私も、屋内で一句詠んだのですが、どちらかといえば「エロ詩吟」だったので、ここでの紹介は控えます。

その他、屋内には明治 38年 6月 11日の新聞も展示してあり、「太田胃散」や「数学世界」の広告が出ていたり、怪しげな梅毒の治療薬の広告があったりして興味深く見ました。

新幹線の時間が来たところで、盛岡駅に戻りました。新幹線の中では、酔っぱらい達は爆睡状態でした。

最後に、角館でお世話になった西野院長や、この勉強会に参加することを許可してくださった医局長に深謝致します。


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