感染症

By , 2009年6月1日 10:30 PM

最近、研修医向けに感染症診療の手引きを作って配布しました。わかりやすくまとめたつもりです。日本での使用が許された抗菌薬の量は、国際的に使用される量よりかなり少ないのです。最も効果的に使用すると、かなり保険で切られて赤字になってしまいます。

とはいっても、学問的な抗菌薬の使い方は大切ですので、研修医レベルで読んでおくと良い本を紹介しておきます。

<推薦図書>
① レジデントのための感染症診療マニュアル 第2版, 青木眞著, 医学書院
定番です。辞書的にも使えますので、必ず持っておくようにしましょう。私の手引きもほとんどこの本を参考にしていますし、困ったケースでは、この本が必ず使える筈です。
② 抗菌薬の考え方、使い方 Ver. 2, 岩田健太郎/宮入烈著, 中外医学社
「レジデントのための感染症診療マニュアル」より簡単に書かれています。
③ 結核診療プラクティカルガイドブック, 伊藤邦彦, 南江堂
結核のことなら、ほぼ何でも書いてあります。
<推薦サイト>
感染症ブログ感染症診療の手引きが公開されています。
<推薦メーリングリスト>
Idaten:日々、感染症専門医からのメールが届くので、読むだけで勉強出来ます。

最近見つけたのですが、大野先生の「レジデントのための
日々の疑問に答える感染症入門セミナー
」が結構面白いです。大野先生は、Idatenで積極的に発言されていて、勉強させて頂いています。

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