もう一つのメン・コン

By , 2010年8月9日 4:14 AM

メン・コンといえば、三大交響曲の一つにも挙げられる有名なヴァイオリン協奏曲です。正確にはメンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲ホ短調。曲を聴くと思い出す方も多いでしょう。

・Mendelssohn Violin Concerto in E minor PT1

・Mendelssohn Violin Concerto in E minor PT2

・Mendelssohn Violin Concerto in E minor PT3

この曲は、3楽章の最後の部分をイザイが演奏している歴史的録音があります。イザイは20世紀後半に活躍した巨匠で、無伴奏ヴァイオリンソナタを残すなど、作曲家としても有名です。

・Eugene Ysaye Plays Mendelssohn Concerto (mov. 3)

実はメン・コンは現在みんなが聴いているバージョンは改訂されたもので、原曲は少し違ったのです。Isabelle van Keulenが原典版を録音しているので興味がある方は買って聴いてみてください (BIS-CD-935)。

それで本題なのですが、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲にはもう一曲あるのです。メンデルゾーンは 1809年生まれですが、1822年にニ短調、1844年にイ短調のヴァイオリン協奏曲を書き、有名になったのは後者の方です。前者は 13歳くらいの作品ということになりますが、こちらも素晴らしいので是非聴いてみてください。

Mendelssohn: Violin Concerto in d, 1st mov. (Kristof Barati)
Mendelssohn: Violin Concerto in d, 2nd mov. (Kristof Barati)
Mendelssohn: Violin Concerto in d, 3rd mov. (Kristof Barati)

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