Jolt accentuation

By , 2014年3月6日 7:17 AM

髄膜炎の診断法として、Jolt accentuationというものがあります。首をイヤイヤするように、自発的に 1秒間に 2~3回水平方向に回旋させ、頭痛の増強をみるものです。

1991年のUchiharaらの報告では、感度 97.1%、特異度 60%であり、非常に有用とされました。2010年の Aminzadehらの報告でも、感度 100%, 特異度 71.5%です。しかし、2010年の Waghdhareらの報告では、感度 6.06%, 特異度 98.9%でした。Waghdhareらの論文を読んだ時、「この感度の差は何?」とビックリしたのを覚えています。Waghdhareらの報告は、精神症状のある症例を含んでいたし、結核性髄膜炎も多かったから、そういうのが影響したのかなと勝手に推測していました。報告によるばらつきについては、2012年の内輪の抄読会で比較検討をして、資料をこのブログにアップしたことがあります。

2014年1月に、さらに Jolt accentuationの感度を調べた論文が発表されました。この研究では、精神症状のある症例は除外してあります。

Jolt accentuation of headache and other clinical signs: poor predictors of meningitis in adults

Jolt accentuation

Jolt accentuation

結果を見ると、感度 21%, 特異度 82%です。やはり、Jolt accentuationを信頼し過ぎると危険かもしれないと感じました。

ちなみに、この研究では、医師の impressionの感度も調べていて、 44%でした。意外と低いんですね (^^;;

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