坊主バー

By , 2010年4月13日 9:18 AM

相変わらず将棋バーに行きつけています。先日は、佐々木慎五段に指導将棋をして頂き、ゴキゲン中飛車先手5八金右超急戦からGPS新手を試しましたが、こてんぱんにやられました。どうやら、後手が余している戦法なのではないかというのが、佐々木五段の印象であり、今月の「将棋世界」誌で久保棋王が述べている結論でした。

昨日、いつものように将棋バーで飲んでいるとアマチュア強豪の方がとなりの席にいらっしゃいました。私が新入りの店員さん相手に二連勝した後で、そのアマチュア強豪の方との対局を勧められました。

対局後、二人で盛り上がり、色々な戦型の研究をしながら世間話へ。

 みぐ「将棋バーって楽しいですよね」
相手「最近弁護士バーってのも出来ましたよね」
みぐ「そうらしいですね」
相手「そういえば、坊主バーって知ってます?極楽浄土とかいうカクテルが出るという」
みぐ「へーっ、本当なんですか?飲み代踏み倒すと呪われそうですね」

 ってな話になり、家に帰ってネットで調べてみたらありました。

坊主バー

確かに、仏教っぽいカクテルが並んでます。私は無神論者だし、こうした世界に全然感情移入できないので、行くことはないと思いますが、話のネタとして面白いなと思いました。

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By , 2010年4月12日 12:05 PM

教師が嘘の安全日を教えて、教え子が次々と妊娠した話があるそうです。人生設計滅茶苦茶ですね。この話を読んで憤りを感じました。

河野美代子のいろいろダイアリー-「私と性教育」②うその安全日を教えたために。-

この一連のエントリーの最後 河野美代子のいろいろダイアリー-「私と性教育」④問題発言がきっかけとなって。- に「妊娠する性を持っている女性は自分の体に、妊娠させる性をもっている男性は女性の体に責任をもて、これが基本です」とあるようですが、至言ですね。

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動物の脳採集記

By , 2010年4月10日 11:34 AM

「動物の脳採集記 キリンの首をかつぐ話 (萬年甫著、中公新書)」を読み終えました。萬年先生は神経解剖学の大御所です。教育者としても業績が大きく、弟子から多くの教授を輩出しています。本書は彼が解剖学研究に打ち込んでいたときのこぼれ話を集めた本です。

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ラカトシュ

By , 2010年4月4日 2:35 PM

もう何年も前にブームになったヴァイオリニスト、ロビー・ラカトシュ。ロマ音楽 (ジプシー音楽) で有名な人物です。ジプシーという呼び方は日本でも流浪の民といったイメージで広く認識されていますが、差別用語であるとの意見もあり、最近ではロマと呼ばれることが多いようです。

ロマ音楽家は代々子に曲を伝えていきます。したがって、同じ曲でも家によって、あるいは演奏家によって全然アレンジが違うのが面白いところです。また、即興性も重視されますので、同じ演奏家でもその時毎に演奏が違ったりします。

ロビー・ラカトシュはロマ音楽の名家に生まれました。彼の祖先はベートーヴェンの前で演奏したこともあるといいます。彼はロマ音楽のみならずクラシックヴァイオリンも勉強し、ブダペスト音楽院に通いました。クラシック音楽でのコンクール受賞歴もあります。更に、彼はジャズを勉強しました。彼の優れた即興性は一つの魅力ですが、ジャズで培ったものも多分にあると思います。

ラカトシュはNHKでも特集されたことがあり、そのときは「だんご三兄弟」をアレンジして好評を博しました。また、津軽三味線の木下伸一氏と即興を行い、意気投合して「遭遇」というタイトルの CDにもなりました。

Youtubeにいくつか動画がアップされています。

・Roby Lakatos – Hejre Kati from the album Fire Dance

私のヴァイオリンの師の友人がブリュッセルの飲み屋で変な髭のおっさんの演奏を聴き、「誰だこいつ?無茶苦茶上手いし」と思っていたら、後でラカトシュだと知ったという逸話がありますので紹介しておきます。

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はじめてのメタアナリシス

By , 2010年4月4日 2:08 PM

「はじめてのメタアナリシス (野口善令著、福原俊一監修、健康医療評価研究機構)」を読み終えました。小冊子ながら、メタアナリシスのエッセンスが簡潔に纏めてあり、さくっと読むことができました。

メタアナリシスとは、同じテーマの論文を集めて統合して解析する研究手法です。多くの研究を総合的に解釈できるため、エビデンスレベルは高いと考えられています。しかし、質の高いメタアナリシスにするために、統合する前の研究の同質性が問題になってきます。また、セレクションバイアスやパブリケーションバイアスといったバイアスが出来るだけ入らないようにしなければいけません。

本書では、メタアナリシスの概念を説明し、どのような研究がメタアナリシスにふさわしいか概説しています。さらに実際にメタアナリシスをやってみせながら解説していきますので、その過程でどうやってバイアスを処理していけばよいのかが実感を持って理解できます。

薄くて軽い本で持ち運びに便利ですので、通勤の電車の中でお勧めの一冊です。

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