FaceBookで某先生から教えて頂いたネタ。
プロ野球選手と結婚するための方法論に関する研究
こんな卒業論文を書かれた方がいらっしゃいました。68ページに渡る論文です。さんざん深い考察をした結論がコレです。
まとめ
以上の方法論をまとめると、プロ野球選手と結婚するためには、まず22歳前後で知り合う必要がある。そして、知り合うためには「知人の紹介」が最有力手段である。しかし、自分の周りにプロ野球選手を紹介してくれる人がいない場合は、自ら出会いを求めに行かなければならない。そこで、有効な手段として挙げられるのは、球団の所在地付近の「水商売関係者」となることである。
また、プロ野球選手の結婚相手として、世間に注目されている程「アナウンサー」の数は多くなかったが、難関をくぐり抜け「アナウンサー」になれれば、一般人よりも約4300倍の確率でプロ野球選手と結婚することが出来る点も留意すべきであろう。しかし、アナウンサーになることは、プロ野球選手と結婚するよりも困難であるため、プロ野球選手と結婚するためにはアナウンサーになればいいなどという安易な考えは持つべきではない。
私の人生に何の役にも立たないと思われる論文でしたが、読み物としては面白かったです。
「クラシック音楽と将棋と酒をこよなく愛する神経内科医が結婚するための方法論」は今のところ不明です。
「棋士と扇子 (山田史夫著、里文出版)」を読み終えました。棋士の揮毫した扇子を集めた写真集です。座右の銘として持っておきたい格好良い言葉がたくさん揮毫されています。
この本について、とても面白く纏めたサイトがありますので紹介しておきます。デビューしたての頃の下手な字とか、「感性」という字の揮毫など、爆笑すること請け合いですので、是非ごらんください。
棋士たちの「とめはね!」
また、揮毫された語の一覧を紹介したサイトもあります。
「棋士と扇子」 収録揮毫一覧(棋士名アイウエオ順)
医療関係者の中には、クロックス愛用者がたくさんいます。履いていて楽だから・・・らしい。バミュ先生もお気に入りなのだとか。
・産婦人科残酷物語-crocs-
・産婦人科残酷物語-黒い3連星-
ところが、ウィーンではクロックスが禁止されたらしい。この情報を Twitterで呟いたら反響が大きくて驚きました。
2008年08月13日 04:05 発信地:ウィーン/オーストリア
【8月13日 AFP】オーストリア・ウィーン(Vienna)市当局は12日、同市内の病院で人気の樹脂製サンダル「クロックス(Crocs)」を履くことを禁止する方針であることを明らかにした。市内の病院では看護師などがクロックスを履いている姿がよく見られるが、患者への安全性の問題があるという。
市内にある病院の技術部門の責任者Peter Woelfl氏は「クロックスについての技術的評価を行ったところ、クロックスは帯電の防止性がなく、院内の精密機器の機能に障害を与え爆発などを引き起こす可能性がある」としている。
ウィーンでは前月、すでに1つの病院がクロックスを禁止しているが、同氏によると今月末までにはウィーン市内のすべての病院で禁止されることになる。特に禁止が徹底されるのは、手術室や集中治療室、放射線や透析機器を扱う部門など、帯電を防止する衣服の着用が義務づけられている施設だという。(c)AFP
ヨーロッパでは空気が乾燥していて静電気が起きやすくなっているからか、音楽の都に充ち満ちたエクトプラズムがクロックスに憑依して機器を爆発させてしまうからかは知りませんが、にわかには信じがたいニュースですね。記事にある「技術的評価」の中身を知りたい気がします。
日本では問題になっていないので多分大丈夫なのだと思いますが、心配な人は腰からネズミの尻尾のようにアースを垂らしてクロックスの帯電を防げば安心かもしれません。どうか、クロックスを履いて、腰からアース垂らした医療従事者を見かけたら、医療安全に熱心な人なのだと温かい目で見守ってやってください (^^;
Chem-Stationというサイトがあります。化学について色々情報があります。難解な話ばかりでなく、化学のことをあまり知らない人が読んでも楽しめるコーナーがたくさんあって、時々チェックしています。
Chem-Station
特に面白かったのが、化学の博士号を持っている先生がセンター試験を解いてみた話。点数は・・・。
Ph.D.化学者が今年のセンター試験(化学)を解いてみた
解けなかった言い訳が面白いです。また、「「そんな理不尽に耐えてこそ、大学入学という栄光は勝ち取れる」ということなのでしょう。まぁ大学卒業したら、こんなのとは比べもようもない「人間社会の理不尽さ」が待っているんですけどね(笑) 」という纏め方が素晴らしいです。
その他、このサイトで知ったことですが、2011年は世界化学年です。
来年は世界化学年:2011年は”化学の年”!
日本の科学教育は他の先進国に比べて遅れていることが書かれています。何かしらの改革が必要かも知れません。
来年は世界化学年:2011年は”化学の年”!
最初の驚きは、先進諸国の中でほぼ日本だけが教科書検定を行っていること!
それにより定められた内容以上の化学的知識は授業で扱えない事になっていることが語られました。
それに対して国際標準の高校化学では、物質の性質・変化に関する「なぜ?」をつかむための内容である量子数(n,l,m)、s・p・d軌道、ギブズエネルギー、ネルンスト式、σ軌道・π軌道、グリニャール反応、求核性・求電子性などの項目は既習事項!!であるという、なんだかすごい話が。。。(そのうえ実験のトレーニングも行うのだそう。ひゃー!)
その他、研究者の興味を大変惹きつけるエントリーも。
超一流誌による論文選定は恣意的なのか?
超一流誌は大半が rejectされますから、色々憶測が飛び交うのですね。超一流誌に論文を載せたいというのは、研究者に共通する夢ですね。
米国外科学会の 8000人の外科医を集めたスタディ!
夫婦ともに医師、とくに外科医夫妻の結婚生活についての記事ですが、色々乗り越えないといけないことがあるようです。でも、結局は本人達次第なんでしょうなぁ・・・。結婚はしたことないから、よくわかりません。
Maybe It’s Not Such a Good Idea to Marry a Doctor…
あまり議論されない話だから、外科の医局の抄読会で読んでみるのも楽しいかも・・・って抄読会はそんな雰囲気じゃありませんよね。
遺伝子の塩基を音楽に変換してみようとする「遺伝子メロディー」という試みがあります。
過去に「バイオサイエンスとインダストリー vol. 63 no. 3 (2005)」という雑誌にオオサンショウウオの遺伝子メロディーが掲載されました。
オオサンショウウオの遺伝子メロディーを奏でる : 科学とロマン、そして生命の未知なる領域
上記サイトに pdfファイル形式で論文が掲載されており、その下にある suppl.htmlにアクセスすると、録音へのリンクが貼ってあります。作曲の方法や楽譜は論文中にありますが、半音の上げ下げや音の長さは自由としているみたいです。そして、録音では伴奏を加えてあります。
綺麗な曲だなぁと思って他の曲も調べていたら、癌遺伝子の曲も見つけました。
癌遺伝子の塩基配列をメロディにして-演奏 (※残念、2011年3月26日現在リンク切れとなってしまったようです)
こちらは、、アデニンは「ラ」, チミンは「ミ」, グアニンは「ソ」, シトシンは「ド」として作曲しています。つまりラドミソの和音が基本になります。これらが主和音になるように作曲すると、自動的にイ短調になりますね。サンショウウオの遺伝子からの作曲と異なり、音の長さも塩基情報から決定したようです。
ヒトゲノムもないかなぁ・・・と探していたら、それらしいサイトを見つけたのですが、音楽はリンク切れでした。残念。
DNA the Way to San Jose?